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コラム

保育士は結婚できない?保育士の結婚の悩みや結婚後の働き方に対する不安を解決

お役立ちコラム

「仕事が忙しくて恋愛している時間がない」「職場での出会いがない」と結婚に消極的な保育士は多いのではないでしょうか。また、保育士は多忙なため、結婚後の働き方に不安を感じる人も少なくありません。

保育士の結婚の悩みや、結婚後の働き方に対する不安をについて紹介します。保育士の結婚事情を把握して、ライフプランを考えてみましょう。

保育士が結婚するタイミング

保育士が結婚するタイミングで多いのが、働き始めて3年目頃と6年目頃です。仕事に慣れてきたタイミングで結婚を考える人が増える傾向にあります。

保育士3年目〜

保育士として働き始めて3年が経つと、仕事に慣れてくる頃です。1、2年目は仕事をこなすだけで精一杯のため、結婚よりも仕事を優先する人が多いでしょう。

3年目になり、仕事が慣れてくると、気持ちに余裕がでてきて結婚を考え始める人が増えます。特に学生時代から付き合っているカップルであれば、付き合いも長くなり、より一層結婚を考える頃でしょう。

保育士6年目〜

保育士として働き始めて6年が経つと、クラスリーダーを任されるなどスキルアップの時期です。

後輩も増え、頼られる存在となり責任感が増していきます。

保育士に限らず、20代後半になると結婚する人が増え始めます。結婚式の参加も多くなるので、自分の結婚をより意識するでしょう。

保育士が結婚できないと言われる理由

男性が結婚したい職業の上位である保育士は、決してモテないわけではありません。

しかし、職場の環境から「保育士は結婚できない」と思われがちです。保育士が結婚できないと言われている理由を紹介します。

職場での出会いがない

結婚相手との出会いで一番多いのが職場です。しかし、保育士の大半は女性なので、職場での出会いは期待できません。最近では男性保育士の割合も増えてきましたが、多くても1つの園に3人くらいでしょう。

たとえ職場恋愛で結婚したとしても、子どもや保護者の手前、夫婦で働き続けるのは難しいかもしれません。

プライベイートの時間が少ない

保育士は多忙なので、プライベートの時間が少なくなりがちです。

そのため、恋人との時間がなかなか取れなかったり、そもそも恋愛している時間がなかったりと、仕事とプライベートのバランスを取るのが難しいと感じる人が多いでしょう。

日々の保育はもちろん、他にも書類や行事の準備など保育士の仕事はたくさんあります。日中は子どもを見ているので、事務作業は午睡中や勤務後に行います。そのため、残業や持ち帰って仕事をする人も少なくありません。

また、シフト勤務のため時間が不規則です。土曜保育や行事などで土曜日に出勤することも珍しくないため、プライベートな時間の確保が難しいでしょう。

給与が期待できない

最近では、共働きで生計を立てる夫婦が増え続けています。そのため、結婚後も働いて安定した給与が欲しいと考える男性も多いでしょう。

保育士は他の職業に比べて、給与が低い傾向にあります。また、結婚後は家庭を大切にしたいと考える人が多いので、パートに切り替えたり退職したりする人も少なくありません。そのため、女性に高い経済力を望む男性との結婚は難しいでしょう。

保育士が結婚するためにできること

「職場での出会いがない」「恋愛している時間がない」と異性との出会いに消極的になっていませんか?

結婚したいのであれば、異性との出会いの場に足を運んでみましょう。行動次第で、結婚相手と出会える可能性が高まります。

積極的に出会いの場に行く

保育士は職場での出会いが期待できないので、積極的に出会いの場に足を運びましょう。とはいえ、いきなり出会いの場に行くのはハードルが高いもの。

まずは、友人に紹介してもらって一緒に食事をしたり遊びに行ったりするのがおすすめです。友人も一緒であれば心強いでしょう。また、趣味を通して出会いを広げるのもおすすめです。共通の趣味があれば、コミュニケーションが取りやすいでしょう。

婚活する

本気で結婚したい人は、婚活するのが近道です。婚活に参加する人は結婚が目的なので、良い出会いがあれば結婚につながる可能性が高まります。

 

・婚活パーティー

・婚活サイト

・マッチングアプリ

 

自分に合うサービスを利用してみましょう。保育士は家庭的なイメージがあり、異性に良い印象を与えられます。そのため、婚活の際には保育士であることをアピールするのもおすすめです。

保育士が結婚するときに気をつけたいこと3つ

ご縁があって結婚が決まった後は、上司に結婚報告します。結婚後の手続きや今後の働き方について、早めに相談しておくと良いでしょう。また、結婚式や新婚旅行を予定している人は、日程の調整が必要です。結婚後も気持ちよく働くために、周りへの配慮を忘れないようにしましょう。

入職後すぐの結婚は避ける

結婚後はライフスタイルが変わったり、仕事と家庭の両立に悩む人も少なくありません。

入職直後は仕事を覚えたり、周りとの信頼関係を築いたりする大切な時期です。普段の仕事への取り組み、子どもや保護者に接する姿勢から、信頼関係を築いていくことで、周りも結婚を祝福してくれます。まずは結婚よりも仕事に慣れることから始めましょう。

結婚報告は早めにする

結婚が決まったら、早めに上司に報告しましょう。

苗字の変更などの事務手続きが必要になります。また、他の保育士や保護者、子どもへの報告のタイミングも相談が必要です。そのため、「◯月◯日に入籍予定です」と伝えていくことで、結婚後に必要な手続きがスムーズできるでしょう。

結婚を期に働き方を変える予定の人は、早めに上司に相談します。パートへの切り替えや退職を考えているのであれば、卒園、進級の時期である3月末にすると周りへの負担が少なくて済むでしょう。

結婚式や新婚旅行のタイミング

結婚式や新婚旅行を予定している人は、休みを取るタイミングに気をつけましょう

4月の新年度や行事の前後、3月の年度末は、忙しい時期なので避けます

特に新婚旅行は、長期休暇を取ることになります。他の保育士への負担を考えて、余裕を持って計画を立てましょう。

結婚後に家庭と仕事の両立が難しいと感じる理由

結婚後に家庭と仕事の両立に悩む保育士は少なくありません。保育士の仕事量や勤務形態が主な原因です。結婚後に家庭と仕事の両立が難しいと感じる理由を紹介します。

シフト勤務

正規職員として働いている人は、シフトでの勤務になります。そのため、毎日の勤務時間が不規則です。もし、育児をしながら仕事をする場合、早番や遅番だと子どもの送迎ができなくなる可能性があります。

また、子どもの病気や行事で急に休まなくていけない場合、シフト勤務だと対応が困難です。

特に早番や遅番は、出勤する保育士の数が少ないので「子どもの人数に対して保育士の数が足りていない」という状況になりかねません。そのため、パートナーや周りの人の協力が不可欠です。シフトの共有をしたり、緊急時の対応について事前に話し合いをしておくと良いでしょう。

土曜出勤

保育士は、土曜保育や行事、会議などで土曜日に出勤することも珍しくありません。

基本的には土曜出勤すると代休で平日が1日休みになりますが、忙しい時期は代休が取れず、週6日勤務になってしまうこともあります。そのため、子どもと触れ合う時間や家族で過ごす時間が少なくなってしまうことに悩む人も多いでしょう。

平日の家事を効率化して、普段から子どもと触れ合う時間を作ることが大切です。

残業や持ち帰りの仕事

日々の保育はもちろん、月案・週案・個人票・クラスだより・行事の計画運営など、保育士の仕事はたくさんあります。事務作業は保育中にできないので、午睡中などの短時間で行います。そのため、仕事が終わらず、残業や持ち帰ってやる人も少なくないでしょう。

勤務後は、子どもの迎えや夕食作り、寝かしつけなどで、結局何もできなくて仕事がたまってしまうことも珍しくありません。

無理しすぎて体調を崩さないように、働き方を考える必要があります。時短やパートに切り替えて時間に余裕を持つのも選択肢のひとつです。

子ども関係の早退や欠勤

子どもが小さいうちは、しょっちゅう病気になります。朝は元気だったのに、熱が上がって迎えの連絡がくるということは珍しくありません。その場合、母親が迎えにいって看病することが多いため、欠勤や早退が増えてしまいます。

子どもの病気は1日で治るとは限りません。そのため、連続した欠勤が続くと「また休まないといけない」と後ろめたい気持ちになり、働きづらくなってしまうでしょう。

子どもの病気などでの早退や欠勤が増えることは避けられません。しかし、自分が早退や欠勤する分、他の保育士に負担がかかっていることを忘れないようにしましょう。勤務できるときは、誰よりも仕事に熱心に取り組み、信頼関係を築いておくことが大切です。

保育士の結婚後の働き方

保育士の結婚後の働き方は「フルタイム勤務、一度退職する、パートに切り替える、転職する」の主に4つです。保育士の資格やスキルを活かせば、多様な働き方ができます。結婚後の状況を見て、自分に合った働き方を探しましょう。

正規職員として働く

パートナーの協力があれば、継続して正規職員として働くことが可能です。パートナーと家事や育児の分担について事前に話合いをしておくと、家事と育児のバランスが取りやすくなります

 

【例】

・子どもの送迎はどうするか

・子どもが病気になったときの対応

・家事の分担や効率化など

 

正規職員として働くと、ボーナスが支給されるため給与が安定します。また、福利厚生の活用もできます。特に、産休育休が取りやすいかは重要視したいポイントです。結婚後もフルタイムで働く保育士が多い保育園だと、結婚後も安心して働けるでしょう。

一度退職する

結婚によって転居を伴う場合や家庭と仕事の両立が難しい場合は、退職するのもひとつの方法です。保育士の資格やスキルがあれば、また働きたいと思ったときに再就職しやすいでしょう。

退職する時期は、年度の切り替わりである3月末がおすすめです。3月末であれば、子どもや保護者、他の保育士への負担が減らせます。退職の意思は、就業規則に記載されている期限までに伝えます。記載がない場合は、遅くても半年〜3ヵ月前まで伝えておくと安心です。

時短やパートに切り替える

パートに切り替えて働くというのもひとつの方法です。フルタイム勤務の場合、勤務時間や休みに融通がきかないことが多いですが、パートであれば短時間や週に数日の勤務などライフスタイルに合わせて働けます。

また、パートであれば基本的に残業や持ち帰りの仕事はありません。子ども関係の急な休みも取りやすいので、子どもが小さいうちはパート、子育てが落ち着いたら勤務時間を増やすという働き方をする人もたくさんいます。多様な働き方から選択できるのは、保育士のメリットといえるでしょう。

結婚後の生活を見据えて転職する

「残業が多くて、家族との時間を取るのが難しい」「結婚後の引っ越しで職場が遠くなってしまった」など、今の保育園で働き続けるのが難しいと感じたら、結婚後の生活を見据えて転職するのもひとつの方法です。

転職する場合は、結婚後の生活をイメージしながら条件を考えましょう。結婚後だと今までの転職条件とは変わってきます。

 

【例】

・残業や持ち帰りの仕事がない

・産休や育休が取得しやすい

・自宅から通勤しやすい

 

最近では、働き方の見直しにより、残業や持ち帰りの仕事を減らしている保育園が増えています。また、出産後も働き続けたい場合は、産休や育休が取得しやすいかを確認しましょう。産休や育休の制度があっても取得できなければ意味がありません。求人情報の産休と育休の取得率を確認しておくと安心です。

まとめ

保育の仕事は多忙なので、結婚に消極的だったり、結婚後に仕事と家庭の両立ができるか不安に感じたりしている人も少なくありません。保育士は結婚できないというイメージを持つ人もいますが、行動次第で結婚することは十分可能です。

保育士の資格やスキルがあれば、正社員に限らず、パートや派遣などさまざまな働き方ができます。一度退職しても、再就職しやすいのも保育士のメリットです。そのため、結婚後のライフスタイルに合わせて無理なく働けます。

結婚はゴールではなくスタートです。結婚後に、仕事と家庭のバランスを取りながら、どうやって保育の仕事と関わっていくかを考えてみましょう。