美容室の居抜き物件とは?メリット・デメリット・探し方も紹介!  | TRN工事メディアサイト
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美容室の居抜き物件とは?メリット・デメリット・探し方も紹介! 

美容師として独立し、自分のお店を持ちたいと考えた時、テナントに新規で出店するのか、居抜き物件に入るのか、どちらが良いか迷う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、美容室の居抜き物件を使って美容室を開業するケースについて、詳しく解説していきます。居抜き物件のメリット・デメリットはもちろん、居抜き物件の探し方も具体的にご紹介しますので、居抜き物件での開業が気になる方はぜひご一読ください!

戦略的に居抜き物件で美容室を開業するということ

ハサミとクシが映っている写真

居抜き物件とは、前に入っていた店舗が設備などをそのまま残してある物件のことです。そのため、残されていた設備を利用することで初期費用を抑え、短い期間でオープンすることが可能となります。 

レストランなどの飲食店だった場合は、キッチンや調理用の設備、テーブルや机などが残っています。美容室だった場合は、シャンプー台やセット面、壁や椅子などがそのまま残っているでしょう。そのため、初期費用をかなり削減することが可能です。

このように居抜き物件とは、店舗を運営するのに必要な設備が残っている物件です。では、居抜き物件を活用して美容室を開業すると、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか? 次節では、居抜き物件で美容室を開業するメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきます。 

メリット1.初期費用を抑えることができる

居抜き物件で美容室を開業する最大のメリットは、やはり初期費用を抑えることができる点です。美容室をゼロから開業すると、必要費用は、約1,000〜1,200万円と言われています。

費用の半分以上は、物件費用と内装工事費用です。美容室は、給排水の工事が多いので、開業費用も高額になる傾向にあります。

居抜き物件であれば、以前の美容室の設備をある程度そのまま使うことができるため、水道などの工事を新たに行う必要がありません。インフラが整っているというのは大きなコスト削減になります。

メリット2.リスクを抑えることができる

初期費用が抑えられると、美容室の経営が悪化した際のリスクを抑えることができます。 

美容室を開業した場合の初期費用は、先ほど述べたように約1,000〜1,200万円です。しかし、開業時にこの金額を準備できる方はそう多くありません。 

そのため、融資を利用して工面することになるのですが、もし、美容室の経営に失敗した場合、多額の借金が残ることになります。その点、居抜き物件で開業すれば初期費用を抑えることができるので、結果としてリスクを抑えることができるのです。 

メリット3.設備が整っているので、早くオープンできる

居抜き物件で美容室を開業すると、設備が整っているため、すぐにオープンができる点も大きなメリットです。美容室を開業するために一から設備を揃えると、さまざまな業者と取り引きや打ち合わせで時間が取られます。

複数の専門業者と打ち合わせをするので、相当な時間がかかります。さらに、内装工事期間も物件の家賃がかかってくるため、資金面でも厳しくなるでしょう。 

早くオープンすることができれば、早く利益を得ることができます。資金が不安な場合には利益なしの期間が短いのはありがたいですよね。 そのため、なるべく早く美容室を開業したい方は、居抜き物件で開業することをおすすめします。

次に、居抜き物件で美容室を開業する際のデメリットを3つご紹介していきます。 

デメリット1.自由度が低い

居抜き物件で美容室を開業するデメリットとして最初に挙げられるのが、自由度が低いことです。居抜き物件は、前の店舗がそのまま残っている状態です。 

そのため、自分の理想とは違うお店のレイアウトになっている可能性もあります。シャンプー台やセット台などの上物は交換できますが、水道工事などを考えると配置などを大きく変えることは難しいでしょう。ゼロから自分好みの美容室を作ることと比べると自由度は低くなっています。既に自分の理想のお店のイメージがある場合は居抜き物件ではなく、一から物件を探すようにしましょう。 

デメリット2.費用が追加される可能性があり

居抜き物件で美容室を開業するデメリット2つ目は、費用が追加される可能性があることです。居抜き物件で残っていた設備が古くて作り直さなければならなかったり、前述のように自分のイメージと合わない場合は、既存の設備を解体・破棄する必要が出てきます。 

その場合、解体・破棄に予想以上の費用や時間がかかることもあるでしょう。追加工事が必要な場合はなおさら追加費用が必要になってきます。 

このように居抜き物件は費用が追加される可能性もあるため、事前に解体や廃棄が必要になってくるのかどうかを確認しておくようにしましょう。 

デメリット3.集客しづらい可能性あり

居抜き物件で美容室を開業するデメリット3つ目は、集客しづらい可能性があることです。居抜き物件が、元美容室であったと考えたときに、閉店した理由が集客しづらい立地だったという場合があるからです。 

前の店がどういった経緯で売りに出されたのかと言う点は、事前に必ず確認しておくようにしましょう。前のオーナーに直接聞ける場合はそれが一番ですし、不動産販売業者や近所の美容室の美容師などに聞いてみるのも有効です。

そもそもなぜ美容室の居抜き物件が出るのか

小さな家の模型

美容室の居抜き物件が売り出される理由として、必ずしも集客しづらい場所だからという理由ではありません。美容室の居抜き物件が出る理由としては以下のような理由が考えられるからです。 

  • 後継者がいないことによる廃業
  • 経営不振による退去
  • 事業拡大による退去

個人経営の美容室は、後継者不足によって廃業する場合が意外と多いものです。また、長年地域に愛された廃業した店では、事業拡大によって退去することが多くなっている事からも、居抜き物件になったことが、必ずしも集客しづらいということではないことも覚えておきましょう。 

居抜き物件で注意すべきこと

小さな家の萌姫の前で鍵を持っている女性の写真

美容室用の居抜き物件を探す際に注意すべきことは主に2つあります。

  • 前のテナントが退去した理由の確認
  • 使用できる設備などの確認

前述でも述べたように、必ず前のテナントが入っていた美容室の退去理由を聞くようにしましょう。退去の理由が、以下の2つだと注意が必要です。 

  • サービス・技術が悪かった
  • 集客が困難だった

前のお店に悪いイメージがついている場合、影響を受ける可能性もあります。そのため、良い印象を持ってもらうには、相当の努力が必要になってきます。さらに、集客が困難だった場合は、立地が悪いということが考えられます。退去理由は非常に重要なファクターですので、必ず確認するようにしましょう。 

また、居抜き物件を契約する前に、残っている設備がどれくらい使えるのかどうかも必ず確認してください。利用予定の設備が使えなかった場合、処分費用が余計にかかる可能性があるからです。 

居抜き物件を探す方法

小さな家の模型と男性が鍵を持っている写真

最後に上記を踏まえた美容室向けの居抜き物件の探し方を紹介していきます。 

居抜き物件は前述の通り、いかに自分が求める条件に近い物件を見つけるかが非常に重要です。以下のような方法で妥協のない物件探しを行いましょう。

  • 地域の不動産会社に行き、探してもらう。
  • 美容室の居抜き物件を取り扱う業者へ依頼

居抜き物件を探す方法1.地域の不動産会社で探す

居抜き物件を探す方法の2つ目として、地域の不動産会社で探す方法があります。地域の不動産会社で探すことで、テナントだけでなく、地域の特長を聞くこともできます。 

ただし、不動産会社で探す場合は、仲介手数料がかかってくるので注意しましょう。信頼できる不動産会社を探し、その地域に詳しい不動産会社を選ぶことをおすすめします。 

居抜き物件を探す方法2.美容室の居抜き物件を取り扱う業者へ依頼

居抜き物件を探す方法として一般的な方法は、美容室の居抜き物件を多く扱っている業者に問い合わせることです。

街の不動産でも居抜き物件は取り扱っているケースもありますが、そう多くありません。そこで、美容室の居抜き物件を取り扱っている不動産業者に相談するのが安心です。

当社では非公開の美容室向けの居抜き物件も多く取り扱っているので、お店を探している方は下記からお気軽にご相談ください。

費用を抑えたいなら居抜き物件で美容室を開業しよう

美容室の内装

居抜き物件の魅力としては、設備が整った状態で物件を借りることができ、初期費用を抑えながら短期間で開業できることです。

美容室を開業する時に、大切なのは物件探しです。美容室に適した物件と場所で開業できるのがベストですが、開業資金に不安がある際は、美容室の店舗候補として居抜き物件を活用してみましょう。

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