M&A事例紹介

業績不振につき、自身とスタッフの将来を見据え、大手チェーン店へ事業譲渡

後継者不在

アーリーリタイア希望

業績不振につき、自身とスタッフの将来を見据え、大手チェーン店へ事業譲渡

業種
居酒屋チェーン店
売却金額
2億円 (承継債務なし)
譲渡形式
全部事業譲渡

関東圏でFC展開をしていた居酒屋老舗企業A社。歴史ある看板によって堅調な売上推移を保っていたものの、後継者不足と併せて、顧客層の高年齢化によるアルコール離れが生じていた。減収減益を見越して、“社員が10年後、20年後も安心して働ける会社にするために”と売却を決心。トレンド化された“大衆酒場ブーム”と“アットホームな赤提灯酒場”を積極的に展開している若手実業家が新しい経営者として名乗りをあげた。

しかし、懸念点であった労務問題の承継のため、株式譲渡ではなく全部事業譲渡にスキームを変更したことで、貸付をしていた金融機関が難色を示してしまう。買い手に新規借り入れを提案し、債権返済を実施したことでスムーズなM&Aが実現。老舗A社から転籍した経営幹部の熱い思いをくみ取った新社長のもと、リブランディングも成功し、譲渡後には売上を昨対比115%に押し上げるという実績を飾った。

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