M&A事例紹介

業績不振につき、自身とスタッフの将来を見据え、 大手チェーン店へ株式譲渡

創業者利益の獲得

大手傘下への売却を希望

業績不振につき、自身とスタッフの将来を見据え、 大手チェーン店へ株式譲渡

業種
予約コールセンターを保有した飲食企業
売却金額
4,000万円 (承継債務:6,000万円)
譲渡形式
株式譲渡

関東~中部の東海道にて展開していた飲食企業B社。出店スピードの加速と各店舗の売上が計画より下方修正となったことが重なり、資金繰りが悪化。保有するグループのブランド全体の予約を受け持つコールセンターは、当初は各店舗の人件費縮小・業務合理化を実現できていたものの、各店舗の減収により自社ブランドのみでは費用対効果に悪影響が生じていた。特に債務6,000万円の返済にグループ全体の売上/利益を縮小することもできず、前にも後ろにも進められない状況に陥り、スタッフの将来を見据え、 大手企業への譲渡を依頼された。

一方、TCMの取引先である積極的なM&Aで事業拡大を進める大手飲食企業では、バックオフィス業務の完全な自動化に至れず、各店舗の従業員が予約確認などの業務を行っている上に、外注している予約システムへの多額の費用が発生していた。

そこで、譲渡を希望する飲食企業B社のコールセンターを含めた事業全体を譲受した場合、既存のセントラルキッチンを活用した商材の生産コストの削減と、店舗従業員の労務軽減が担えると判断できたため、債務6,000万円を含めた合計1億円での買収が実現した。

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