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コラム

保育士がやりがいを感じる瞬間は?保育士になってよかったことを紹介

はじめての転職

保育士は業務が多く、体力面でも精神面でもハードな仕事です。それでも「子どもが好き」という理由から保育士になった人たちにとって、毎日子どもと関われる環境で働くことで、やりがいを感じる瞬間が多いのではないでしょうか。もし、仕事がつらいと感じている人がいたら、もう一度保育士としてのやりがいを思い出してみましょう。

保育士がやりがいを感じる瞬間を、子ども・保護者・行事・その他にわけて紹介します。保育士を目指している人や保育の仕事に悩んでいる人は参考にしてみてください。

保育士のやりがい①:子どもとの関わり

保育士の仕事のメインは、子どもとの関わりです。元気いっぱいの子どもたちを1日中保育するのは、体力的にも精神的にも大変です。しかし、子どもとの関わりの中で感じるやりがいがたくさんあります。特に、子どもの成長や笑顔が見られると、保育士になってよかったと感じるものです。

子どもの成長や発達を感じたとき

子どもの成長を間近で見られるのは、保育士の特権です。特に乳児期の成長はあっという間で、昨日までできなかったことができるようになるのも珍しくありません。

「初めて歩くことができた」「1人で着替えができるようになった」「おしゃべりができるようになった」など、子どもの成長や発達を見られるのは嬉しいものです。また、子どもの「はじめて」に立ち会えたときの喜びは格別でしょう。

子どもに信頼されたとき

1日の半分以上を保育園で過ごす子どもたちにとって、保育士は安心できる特別な存在です。始めは、不安で泣いていたり表情が硬かったりしていた子どもたちが、一緒に過ごす時間が増えるにつれて、安心した表情に変わっていきます。

「先生、おはようございます」と元気に登園してくれたり、保護者と笑顔でバイバイできたりすると、子どもにとって安心できる存在になれた証拠です。子どもに信頼してもらえたときに、やりがいを感じるでしょう。

子どもの笑顔が見られたとき

子どもは、泣いていても怒っていても、どんな表情でも愛おしいですが、笑顔は特別です。泣いているときに声をかけたり、あやしたりした後に笑顔になる子どもを見ると嬉しくなります。

保育園で、子どもたちが笑顔で過ごす様子を見ると、保護者も安心して預けることができるでしょう。

保育士の仕事は、体力面でも精神面でも大変なことが多く、ときには投げ出したくなることも少なくありません。そんなときに、子どもたちの笑顔をみると「よし、がんばろう」と力が湧いてきます。子どもたちの笑顔に囲まれて過ごす環境で働けることは、保育士の特権といえるでしょう。

卒園まで見守れたとき

自分が担当した子どもが卒園するのを見守れるのは、感慨深いものです。最大で6年間を保育園で過ごすため、数え切れないほどの思い出があるでしょう。

「なかなか保護者と離れられなかった入園時」「みんなでダンスをした発表会」「お友達と力を合わせて作った作品展」など保育園で過ごした日々やみんなで乗り越えたことなどたくさんの思い出がよみがえります。

まだ小さかった子どもたちが、立派に成長した姿を見ると「保育士をしていてよかった」と感じるものです。

また、卒園した子どもがランドセルを背負って遊びにきてくれることもあります。卒園しても子どもとの絆が続き、成長を見守れるのも保育士の仕事の魅力です。

保育士のやりがい②:保護者との関わり

保育士は子どもとの関わりはもちろん、保護者との関わりも欠かせません。保護者と一緒に子どもを育てていくことが保育士の大切な役割です。とはいえ、保護者との関わり方に悩む保育士も少なくありません。その中でも、保護者に感謝されたり、頼りにされたりすると、保護者との関係性が築けたことにやりがいを感じるでしょう。

保護者に感謝されたとき

送迎時に子どもの様子を伝えたり連絡帳を記入したりと、日々のやりとりの中で、保育士は保護者と信頼関係を築いています。そんな中で「先生、いつもありがとうございます」「先生なら安心して子どもを預けられます」など、感謝の言葉をかけられると、保育士として頑張ってきてよかったと感じるものです。なかなか信頼関係が築けていないと感じていた保護者に言われると、より感動します。

保護者に頼りにされたとき

保護者をサポートするのも保育士の仕事のひとつです。「最近寝てくれなくて困っています」「野菜をあまり食べてくれないのですがどうしたらいいですか?」など、保護者から悩みや育児の相談を受けたら、信頼されている証拠。育児の知識や経験からアドバイスして、保護者の不安や悩みを解消できたら嬉しいですよね。

正しいアドバイスができなくても、話を聞いて気持ちに寄り添ってもらえるだけで保護者は安心します。保護者にとって頼りになる存在になれたとき、やりがいを感じるでしょう。

保育士のやりがい③:行事

保育園では、遠足や運動会、発表会など、たくさんの行事があります。通常業務に加えて、準備や練習が必要になるので大忙しです。そんな中でも、行事を通して感じるやりがいを紹介します。

行事を通して子どもの成長を感じたとき

運動会や発表会など、行事に向けて練習が必要です。行事という目標に向かって努力する子どもの姿を見られるのが保育士の魅力のひとつでしょう。

「運動会で披露するパラバルーン。始めはばらばらで全く形にならなかったけど、練習を重ねるうちにできるようになった」「発表会で披露する演劇の練習。セリフや立ち位置がわからず、まったく話が進まなかったけれど、本番は最後までやりきれた」など、行事を通して成長していく様子や行事が成功したことを喜ぶ子どもの姿が見られると、保育士としてやりがいを感じるでしょう。

行事をやりとげた達成感を味わったとき

計画から準備、行事に向けた保育の実施など、保育士にとって行事前は大忙しです。そのため、行事という目標に向かって、みんなで協力し、やり遂げたあとの達成感は感慨深いものがあります。

行事は、子どもや保護者にとって思い出に残る大切なものです。そのため、園全体で充実した日になるように協力していきます。行事を通して保育士同士の団結力も高まり、保育がより充実したものになるでしょう。

保育士のやりがい④:その他

保育士としてやりがいを感じる瞬間は他にもたくさんあります。特に、自分自身が保育士として成長できると「頑張ってきてよかった」と感じ、仕事へのモチベーションが高まるものです。

子どもや保護者との関わり、行事以外の保育士のやりがいを紹介します。

クラス担任をやりきったとき

クラス担任になると、その分責任も大きくなりますが、1年間やりきった後の達成感は感慨深いものです。

始めは、子どもも保育士も慣れず、1日を過ごすだけで精一杯。しかし、時が経つに連れて、子どもひとりひとりの成長はもちろん、4月と翌年の3月ではクラスのまとまりも違います。

子どもにとってクラス担任は、特別な存在です。子どもが「先生」と呼んで自分を慕ってくれる姿を見ると「担任として頑張ってきてよかった」と感じるでしょう。

同僚や先輩に認められたとき

保育の仕事をしていく中で、同僚や先輩に褒められたり認められたりすると「今まで努力してきてよかった」とやりいがいを感じるでしょう。

「今日の活動、子どもたちが楽しんでいたね」「今月のクラスだより面白かったよ」など何気ない言葉掛けによって、仕事へのモチベーションが高まります。

初めのうちは頼ってばかりで自信を失うこともあるでしょう。それでも経験を積んでいくうちに同僚や先輩に認めてもらえるときがやってきます。その瞬間大きなやりがいを感じるでしょう。

自分自身の成長を感じたとき

保育士としての経験を重ねるうちに、自分自身の成長を感じる瞬間があります。例えば、幅広い年齢の子どもに対応できるようになったり、新人のときにはできなかった臨機応変な対応ができるようになったりと、子どもと一緒に自分自身も成長しています。

また、クラスリーダーや主任保育士を任されると、保育士としての成長を感じ、モチベーションも上がるでしょう。

社会貢献につながっていると実感したとき

働く保護者にとって、保育園はなくてはならない場所です。保育士が増えれば、その分待機児童が減り、保育を必要としている子どもたちが保育園に通うことができるようになります。保護者が安心して働けるようにサポートすることで、社会貢献につながっているといえるでしょう。

保育士の仕事を「やりがい」に変えるポイント

保育士の仕事は、毎日忙しく大変なことが多いため「つらい」「やめたい」「このまま続けて大丈夫かな」と悩んでいる人もいるでしょう。しかし、保育の仕事にやりがいを感じる瞬間が増えると「保育士をやっていてよかった」と思えるはずです。

保育士の仕事をやりがいに変えるポイントを紹介するので、参考にしてみてください。

信頼関係を築く

保育の仕事は、たくさんの子どもや保護者と関わります。ひとりひとりと信頼関係を築いていくことが大切です。

特に、保育士の悩みで多いのが保護者対応です。送迎時の声掛けや連絡帳を通して、積極的なコミュニケーションを心がけてみましょう。

信頼関係が築けると、保護者とのやりとりがしやすくなり、トラブルが起こる原因も少なくなります。

仕事に優先順位をつける

日々の保育はもちろん、年案・月案・週案・個人票などの書類関係や行事の準備など、保育士の仕事はたくさんあります。保育をしながらこなさなければならないので、余計に大変だと感じるでしょう。

たくさんの仕事をこなすには、やるべき仕事を書き出して優先順位をつけてみましょう。書き出すことで、やるべきことが明確になり、見通しを立てられます。

一人では抱えきれない仕事量だと感じたら、他の保育士に協力を要請しましょう。保育はチームで行うので、協力し合うことも大切です。

小さな目標をたてる

目標をたてて達成していく体験を積み重ねるうちに「次もがんばろう」という意欲が湧いてきます。

「今日は子どもの笑顔を3人以上見る」「保護者に自分から話かけてコミュニケーションを取る」など、達成しやすい小さな目標をたててみましょう。目標が達成できると、自分への自信につながります。

プライベートの時間を大切にする

保育士の仕事は多忙なので、残業したり仕事を持ち帰ったりする人も少なくないでしょう。日々の仕事をこなすのに精一杯で、やりがいを感じる余裕がなくなってしまいます。

仕事の後や休日は、プライベートを充実させてリラックスすることが大切です。「家族でお出かけをする」「好きな音楽を聞く」など、仕事のことを考えない時間を持つようにしましょう。

プライベートが充実していると「明日からまた頑張ろう」と気持ちを切り替えて仕事ができます。

何をしてもやりがいを感じられない場合

子どもが好きという気持ちから、保育園での就職を決めた保育士がほとんどでしょう。そのため、子どもと毎日関われる環境は、保育士にとってやりがいのある仕事のはずです。

それでも、何をしてもやりがいを感じられない場合は、思い切って休職や転職を視野に入れてみましょう。

毎日の業務に、身体も心も疲れ果てている可能性があります。「仕事に行きたくない」と暗い気持ちで保育していては、子どもや保護者も心配しますし、自分自身もつらい思いをします。少し仕事から離れて休息をとることが大切です。

また、今の職場が自分に合っていない可能性もあります。その場合は、転職も考えてみましょう。園の方針が合っていなかったり、職場の人間関係に悩んでいたりと、自分の力ではどうしようもできないときは、職場を変えることで解決できるかもしれません。

転職活動を通して視野を広げることで、新しい自分を知るきっかけになるでしょう。

まとめ

保育士がやりがいを感じる瞬間を紹介しました。保育士は仕事量が多く、大変なこともたくさんあります。その中でも、子どもの成長を感じる瞬間や保護者に頼りにされる瞬間などは、「保育士として頑張ってきてよかった」とやりがいを感じるでしょう。

もし、保育士の仕事がつらいと感じている人がいたら、もう一度やりがいを思い出してみましょう。保育士の仕事の魅力を見つめ直すチャンスです。