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コラム

現役保育士の76.3%が「辞めたい」と考えたことがある

調査結果

子どもが好きで選んだはずの「保育士」。

なのに、こんなはずじゃなかったと悩む毎日を送っていませんか。保育士という仕事は好き、やりがいがある、と思っているにも関わらず、仕事量の多さや職場環境、人間関係で悩んでいる人に向けて、気持ちの切り替え方や対処法について、株式会社メディフェアが現役保育士97名を対象に実施した「保育士のお仕事」に関する意識調査の結果とともにご紹介します。

「保育が好き」81.4%

「Q. 保育は好きですか?」(n=97)という質問では、81.4%の人が「好き」と回答。働く環境がキツイなど保育士の仕事は色々な不満も多く聞くものの、根本には「子どもが好き」という気持ちが大きく、子どもと関われる保育の仕事を好きと実感している人が多いようです。

子どもの成長を感じられる

運動会やお遊戯会で成長を感じた、つかまり立ちができるようになったなど、幼少期にしか体験できない場面を目にする機会が多く、他の職業では味わうことができない特別な仕事です。

大好きな子どもと一緒に過ごせる

靴の中におもちゃを隠したり、パンツをわざと逆に履いてみたり、かわいいイタズラがたくさん起こる保育園は、子どもたちの豊かな発想に溢れています。先生やお友達を笑わせたいという素直な気持ちから、子どもたちは面白いイタズラを次々と繰り広げ、保育士を和ませてくれます。

子どもの無邪気な笑顔や笑い声

自分が行った遊びで笑ってくれたときにやりがいを感じた、「先生に早く会いたかった」と言って抱きついてきた、いつも泣いていた子が笑顔で登園してくれるようになったなど、保育士の毎日には言い尽くせないほどの喜びが詰まっています。

保育士の魅力ややりがいを感じるとともに、なにより子どもたちに癒され救われている場面も多いはずです。決して楽とはいえない保育士の仕事ですが、他では味わえない楽しさや素晴らしさがあることを実感しているのだと思います。

保育士を辞めようと思ったことがある76.3%

「Q.保育士の仕事をやめようと考えたことはありますか?」(n=97)と質問したところ、76.3%の人が「ある」と回答。一見無邪気な子どもの世話をする楽しそうなお仕事の反面、過酷な労働環境で有名な保育士のお仕事。辞めたいと考えたことのある人も多いようです。実は、労働環境や待遇の悪さが指摘されがちですが、最も多い理由として「人間関係」があげられます。

園長とそりが合わない

保育園には方針があり、園長は責任者として保育士の指導的立場にあります。特に保育のベテランである園長は、自身の確固たる保育理念のもと独自ルールを設け、その指導にあたります。
保育園は、園長を頂点とした上下関係がハッキリとした世界です。たとえ指導法に異議があったとしても、なかなか口に出して提言することは難しいはずです。園長の考えや独自のルールに賛同できず、自分の意志に反する保育を行っているうちに、委縮しストレスを溜め込むことによって、保育という仕事自体を楽しめなくなってしまうケースが多々あります。

意地悪な主任や同僚がいる

園長がいないときに態度が急変する主任がいる、マウントを取りたがる同僚がいる、やる気のない新人保育士がいるなど、保育園という狭い世界に巻き起こるさまざまな人間模様に、保育どころではなく、体も心も疲れ切ってしまっているという人も多いのではないでしょうか。
明らかに時間のかかる業務を押し付けたり、子どもの前で大声で怒鳴られたり、中には、子どもに好かれたことによってイジメに発展したなんてこともあるようです。

保護者の扱いが難しい

家庭でのしつけに関することや子ども同士の小さなケガについて、過剰な反応をする保護者をどのように対応してよいものかは、悩ましい問題です。たくさんの仕事を抱える保育士にとって、あまり時間をかけたくないけれど、うまくかわすこともできず気持ちだけが焦ってしまいます。社会人経験の少ない保育士であれば、クレームの対応はより難易度が高いものです。一日子どもたちと楽しく過ごしたのに、お迎えの時間でテンションが下がってしまうこともあります。

モチベーションをあげる5つの方法

1-辞めたい理由を紙に書いてみる

辞めたいと思ったときには、すでにたくさんのことが積み重なり、どうしようもなく行き詰ってしまっている状態です。頭で考えていると、負の感情に押しつぶされ冷静に判断することができなくなっています。そんなときは、紙に書きだしてみるとよいでしょう。実は大したことでなかったり、解決策が見つかったり、譲れない部分であったりと適切な分析を行うことができます。

2-誰かにグチを聞いてもらう

誰にでもガス抜きは必要なことです。独りで悩むことによってストレスを溜め込んでしまうと、正しい判断ができません。グチを言うときは、その場で解決しようとはせず、とにかく心の中の想いを吐き出すだけに徹するのがポイントです。また、口に出して話しているうちに、モヤモヤしていた感情が整理できることもあり、グチを聞いてもらうことによる効果は絶大です。

3-目標を立ててみる

辞めたいと感じている時は、何か漠然とした不安に包まれてしまいがちです。その不安は、つまり“自分がどこに向かって歩いているかわからない”という状態です。保育士になった当初に描いていた姿をゴールとして改めて定めてみるのか、もしくは新しい目標を設定してみるのか、目指すべき自分の姿を比べてみると、自ずと進むべき道が見えてきます。

4-プライベートな時間をしっかり確保する

子どもたちと一緒にいるときは、一瞬たりとも気を抜くことができない保育士のお仕事。体力も神経も人一倍すり減っていることと思います。近年「ワーク・ライフ・バランス」といって、仕事とそれ以外のバランスをとることが推奨されています。湯船にゆっくり浸かるなど、一人の時間を15分だけ設けるだけでも有効です。

5-長期休養をとってみる

保育はチームワークが大切なので、自分だけ長く休みづらい、そもそも言い出せないという悩みも少なくないようです。しかし、有給休暇は国が定めた制度、堂々とお休みすることが許されています。保育の仕事を続けていくためにも、割り切ることが肝心です。ただ、ダラダラと過ごすのではなく、しっかり休むことを目的に質の良い時間を過ごしましょう。

1~3は、仕事にしっかり向き合うこと、4~5は、仕事をまったく考えない時間をつくることに分かれています。 しかし、どれも気持ちの整理ができるよいチャンスと捉えてください。不満があるということは、もっと良くなりたいという前向きな気持ちの表れです。

まとめ

それでもやはり「辞めたい」という気持ちがなくならないのなら、転職もありかもしれません。保育業界から全く離れてみるものよし、園を変えてみるものよし。保育士専門の転職エージェントもあります。

はじめての転職を支援する「保育Love it!」では、エージェントが実際に園に足を運び、園長とコミュニケーションを取った上で、一人一人に合った園をご紹介しています。


引用:株式会社メディフェア2019年9月26日配信プレスリリースよりhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000049279.html